タクシー運転手として走っていると、お客様からよく聞かれるのが
「どちらまで行かれますか?」「ご希望のルートはございますか?」といったご案内に関する質問です。
お客様から「ナビ通りで良いですよ」「環七から高速を使ってください」などの指示を受け、乗務員が「かしこまりました」と答えた時点で基本の準備は整います。
しかし実際にハンドルを握っていると、ナビアプリごとに得意・不得意があることに気づきます。今回は私が現場で使っている ナビタイム・会社タブレット・Googleマップの役割分担 を紹介します。
ナビタイム|経路検索と料金目安に最適
ナビタイムは経路検索の精度が高く、所要時間や料金の目安を確認するのに最も便利です。特に長距離利用では欠かせない存在で、お客様にも安心感を与えられます。
会社タブレット|配車とルール順守に必須
タクシー会社のタブレットは、配車システムや社内ルールと連動しているため必須です。登録された住所やルート案内が表示され、会社の規定に沿った走行をサポートします。
Googleマップ|標識確認で真価を発揮
正直に言えば、私はGoogleマップを通常の経路案内としてはあまり使いません。理由は、最短ルートの提示は得意でも、実際の交通規制や標識情報が反映されにくいからです。
ただし 標識確認の一点においてはGoogleマップが最強。
一方通行や時間指定の進入禁止、歩行者専用道路など、事前にチェックしておくだけでトラブルを大きく減らせます。
実際の例:池袋東口
池袋東口の一部エリアには「一方通行」「進入禁止」「時間指定あり」など複雑な規制が多く、初めての運転手なら迷いやすいポイントです。
私自身も経験しましたが、事前にGoogleマップで標識を確認しておくだけで大きな安心につながりました。

まとめ|役割を分けて併用することが重要
ナビアプリは「どれが一番」ではなく、役割を分けて使い分けることが重要です。
- 経路や料金:ナビタイム
- 配車や会社ルール:会社タブレット
- 標識確認:Googleマップ
この組み合わせが、私の現場での最適解です。
今後も「ここは注意!」というスポットや標識を、写真とともに記事にしていきます。安全で効率的な運転の参考になれば幸いです。👉 ぜひブックマークしてチェックしてください。
運転中の腰や体の負担を減らしたい方は、こちらも参考になります。

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